「出版社ラトルズについての報告」
「プロダクトデザインの思想」Vol.1〜3
●出版社ラトルズから一切の報告がありませんでした。
●徳に販売部数については皆目分からない状態です。
●もちろん、印税などの報酬は一銭も受け取っていません。

2001年、東京・新宿のOZONE(リビングデザインセンター)リビングデザインギャラリー
にて「プロダクトデザインの思想展」が開催され、展示されたものを解説した図録を用意しました。
これが大変に好評だったため翌年の「プロダクトデザインの提案展」を挟んで合計3回開催され、
同ギャラリーの担当者を介して書籍としてVol.1から3まで出版されました。出版社は株式会
社ラトルズです。
本のスタイルは三原昌平が選んだ製品(試作品を含む)を当事者、または関係の近い方に主文を書
いていただき、さらに第三者(約2名)が解説を加えるという構想で、出来るだけ客観性を持たせ
ようとするものでした。従って、毎回50名近い方々に無償でご寄稿いただいた形になり、快く引
き受けていただいた事にここで改めて感謝申し上げたいと思います。
あれから12年が経過し、松岡正剛さんが書評として「プロダクトデザインの思想」を取り上げて
いただき、限られた範囲ではありますが、そのことをご寄稿いただいた方々にお知らせしたところ
私の編集、展示会監修行為が無償だったことを「知らなかった」と伝えられました。
会場費は企画が通れば無料ですが、展示什器やDM印刷費などの諸費用、そして印刷データについ
ては高橋正之さんのボランティアによっていました。機会あるこどとに伝えていたつもりではあり
ますが、全体が趣旨を理解した上での好意によって成り立ったいるイペントでしたから、少し考え
が甘かったと反省しています。
しかし、よく考えると出版社から販売部数などの報告は一度もありませんでした。これは異様では
ないでしょうか。
逆に、2014年に「在庫を有償で引き取ってくれないか」と打診がありました。断りましたが、
その際に印税等の支払いは近々に精算したい旨の話があり、その報告を待っていましたが、話はそ
のままでした。
そして2018年の9月、問い合わせの文書を郵送しましたが回答がなく、11月16日に代表者
の黒田さんに電話で事情を説明したところ、「分かりました、その事でしたら回答します」との返
事でしたが、それから2ヶ月以上も経過したものの、何の連絡もありません。
本社が移転していたことも知らされず、全てに渡って誠意どころか、出版社としての基本的な能力
が欠如しているとしか思えない対応です。
ご協力いただいた方々に対するご報告と、これから出版を計画されている著者の皆さんに、少しで
も参考になればと考え、ホームページへの掲載に踏み切りました。どうぞ、主旨をご理解の上、ご
判断いただければ幸いです。





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