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70才到達記念出版「三原昌平全集」
内容に一部が当サイトでも順次公開されます。お楽しみに!


「三原昌平全集ダイジェスト版」番外編
(2)古い考え方、古い人を捨てよう!
戦後70年。何時迄も、その当事に培われた考え方を変えようとしない日本。
例えば「作品」<「製品」<「商品」というものがある。
デザイナーは作品作ってるんじゃないよ!それが製品になってなきゃ話にならん!
その製品も商品として売れることが目的なんだよ!決して自分がデザインしたものを作品と呼ぶな!
ぷっ。
こんなこと、まだ言っている人が大半なのである。
それでは満足出来ず、高付加価値商品デザインだの、生産効率だのと唱えている。
もう完全に古い。
こんなことだから日本は負け続けている。
アップルの2001年から初代iPodから始まったデザインや物づくりの発想。
恐らく日本の国内企業は嘲笑していたと思う。
売れるか売れないか分からないものにカケのように投入し、余計な手間をかけて仕上げている。
典型的な自己満足作品だ!と。
売れるためにはマーケッティング、ブランディングが必要なんだ。折角のアップル・マークが見えない、とね。
こういう考え方をしていた人と不思議と原発推進者が重なっていたことを御存じか。
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結果はどうだったか。
あのゴチャゴチャした家電量販店に行って見たら一目瞭然だ。
売れるデザインだのブランディングの片鱗はむ吹き飛んで「何処の製品」か分からないモノが一番目立つ。
何と言う事だ。
表は裏であり、裏が表になっている。
作りやすさから形を考えるのではなく、美しい形をどうしたら作れるかを考える。
この違いを日本企業は未だに理解していない。
「何年デザインの仕事やってんだよ!こんなもの作れるか!」を、作ってしまったのがアップル。
立ち位置が全く違う。
アップルが示したのは「作品」>「製品」>「商品」ともいうべき信念ではないか。
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売れた商品を並べて「商品は売れなければならない」と提唱している専門家、専門誌。
あまりにも幼稚で信用ならない。
始末が悪い事にこうした存在は何十年も存続しているという事実。
本当に原発推進者の直情性と酷似している。




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